この記事ではガッツリ打てるようになった高校生プレイヤーにオススメのラケットサイズカスタム(ラケットの重さやバランス)を紹介していきます
高校生になったから新しいラケットに買い替えようと考えている方は参考にしてみてください
はじめに
シューズやユニフォームにサイズがあるようにラケットにもサイズがあり、大型スポーツ用品店で売っているラケットのサイズでは高校生以上のプレイヤーには物足りないのではないかと思っております
なぜなら大型スポーツ用品店はトラブルを避けるために初心者や中級者でも扱いやすいサイズ(軽くてグリップ細め)しか置かないようにしているお店がほとんどなので、高校生になって自分の成長に合わせたラケットを選ぶにはサイズバリエーションが少ないのが現状だからです
同じ見た目のラケットでも重さやグリップの太さやバランスなどが違う場合があるのでネット通販や中古品を購入する際には注意が必要です
高校生は中学生と比べてボールスピードが速く、深いボールも多くなり、プレーも速球を速球で返すことが必要になってきます
高校生以上の速球に対して【ラケットが軽すぎる】もしくは【グリップが細すぎる】と、ラケット面が負けてしまったり、グリップがずれてしまいボールに力が伝わらず、返球しにくくなってしまう場合があります
そのため、市販の軽いラケットではなく自分の成長に合わせたラケット選びが必要になってきます
高校生以上のプレイヤーがラケットを購入するならラケット専門店でカスタムするのがオススメです
専門店で頼めば重さ・グリップの太さ・バランスをカスタムできます

はじめてカスタムするのはとても不安だと思うので、この記事でオススメカスタムを紹介しますので参考にしてみてください
注意事項
この記事でオススメするカスタムは中級者以上で尚且つしっかりボールを打てるプレイヤーを対象としたものです
今回オススメするカスタムは全国常連の強豪校や地元の地区上位の高校生に直接聞き取り調査をおこなったデータを参考にしたものです
必ずしも正解なわけではないのでご了承ください
ラケットサイズを簡単に説明
メーカー別ラケット重量の表示
めちゃ軽い (小学校低学年にオススメ) | 軽い (小学生にオススメ) | 普通 (中学生にオススメ) | 重い (中高生には重いかも) | |
YONEX | XFL | UXL | UL | SL |
ミズノ | Z | X | U | S |
スポーツ用品店で一番多く売られているULサイズのラケットを測ってみた結果233~235gでした
店頭で販売されているグリップサイズ表示は00・0・1・2と数字が大きくなるほど太くなる
カスタムで頼めるグリップサイズの34と36は正八角形なので注意!
細い | ちょい細い | 普通 | 正八・太め | 太い | 正八・めちゃ太い | |
サイズ | 00 | 0 | 1 | 34(特注) | 2 | 36(特注) |
店頭で販売されているグリップサイズは00,0,1,2で、34と36は店頭では販売されていないはずなので、どうしても34か36がいい人はカスタム注文をしましょう

グリップサイズごとにグリップの形も微妙に違うから注意が必要だね
お店で売ってるラケットのサイズを確認する場合はここを見てみよう

オススメカスタム
高校生以上のプレイヤーならスポーツ用品店で売っているサイズ(YONEXでいうUL)では軽すぎる、だからといってワンサイズ重めのSLだと重すぎる可能性があります
グリップサイズは個人差がかなりありますが、無難に1がオススメ(前衛は2もオススメ)

ラケットの重さはULとSLの中間ぐらいがいい!
後衛にオススメのカスタム3選(後衛ラケット)
ラケットの長さが690㎜~695㎜のものを想定したカスタムです
- 重さ240~245g・バランスノーマル・高校生以上のハードヒッターにオススメ
- 重さ240g・バランスヘッドヘビー(先重)・ボールが飛ばない後衛にオススメ
- 重さ240g・バランスヘッドライト(先軽)・ダブルフォワードをする後衛にオススメ
ベースラインからでもバンバン打ちたいならラケットをちょい重めにしてバランス先重にすると楽にボールが飛ぶようになります
しかし、バランス先重にすると操作性が悪くなるので注意が必要です

昔の後衛ラケットは長くて重いのが主流だったけど、今は違うみたいだね!
前衛にオススメのカスタム3選(前衛ラケット)
ラケットの長さが685㎜~690㎜のものを想定したカスタムです
- 重さ240~245g・バランスヘッドライト(先軽)・ボレーメインの方にオススメ
- 重さ240g・バランスノーマル・ストロークのことも考えるならこのカスタムがオススメ
- 重さ235g・バランスヘッドライト(先軽)・操作性重視カスタム
ジオブレイク80Vのような短いラケットはバランスノーマルがオススメ
グリップの太さについて
グリップが太いメリット
- グリップが太いと力が伝わりやすい
- インパクト時のラケット面が安定する
- 手に優しい(痛くない)
- 瞬発力がある
グリップが太いデメリット
- ラケットヘッドが走りずらい
- グリップの角が丸くなり持っているところがわかりずらい
- 太すぎると面操作がしにくい
- 太すぎると力が入らない
グリップが細いメリット
- ラケットヘッドが走る
- グリップの角がわかりやすく握りやすい
- 面操作がしやすい
グリップが細いデメリット
- グリップが硬くてマメができやすい(痛い)
- 細すぎるとインパクト時にラケット面が安定しにくい
- 力みやすい
今持っているラケットのグリップを自分でカスタムするための便利なアイテムもあります
バランスについて
ノーマル
メーカー推奨のバランス
ヘッドヘビー(先重)
遠心力が強くなりボールを楽に飛ばせるようになるが、ラケット操作がしにくくなります
後衛にオススメ
ヘッドライト(先軽)
ラケット操作がしやすくなるが、遠心力が弱まるのでボールが飛ばなくなります
前衛にオススメ
まとめ
一概に高校生以上は重いラケットがオススメとは言いませんが軽すぎるのもあまりよくありません
重さよりも自分のプレーに合ったバランスとグリップの太さを真剣に考えることが重要だと思っています
性別や体格によってその人に合うラケットは異なりますが高校生でもソフトテニスを頑張りたいと思っているのなら次に購入するラケットはカスタムしてみましょう
実際に地元の弱い高校にお邪魔してみると誰もカスタムしていませんが、全国常連校にはカスタムしている子が何人もいました
自分の使う道具のことを真剣に考えてみるのも練習と同じぐらい大切なことだと思っています
最後まで読んでいただきありがとうございました
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