試合中にミスが怖くてラケットを振り切れなくなった経験はありませんか?
私も高校生の時は、試合中いつも不安でおもいきったプレーはまったくできませんでした
この記事は、今まで私が実践してきたストロークミスを減らすためにおこなった練習や考え方を5つにまとめて簡単に紹介したものです
練習から自分のミスを認識する
当たり前だろ!と思うかもしれませんが皆さんは毎日の練習で乱打や一本打ち、サーブレシーブなどで自分が打ったボールのミスを正確にしっかり認識できていますか?
簡単に言うと、練習のストロークミスを軽く考えているから試合でしっかり打てなくなるんです
私は大人になってからやっと日頃の練習からミスをしっかり認識することがとても大切なことだと気付きました

指導者の立場になって生徒達を見ていて気付きました
そのことに気付いてからは、練習でもなるべくミスをしないように意識し、ミスをしてしまったら「今自分はミスをした」としっかり認識するようにしました
それからは、自分の打ったボールの落下地点を自然と意識することができるようになり練習中のミスが極端に減り、試合中のミスも減りました
私が指導している中学校の1年生達には、練習中にミスをしたら大きな声でミスりましたと言ってもらうようにしています
打球の質を見直す
ミスが多い人は打球の質を見直してみましょう
例えば、直線的なボールはコートに入れば武器になりますがコントロールが難しく、ミスが多くなってしまいます
逆に、しっかりと落ちる打球は安定しているがバウンド後の伸びがなく、打ち返しやすいです
試合で勝てない後衛はこの球種を使い分けることが出来ていないことが多く、1つの打ち方で1つの球質しか打てない、もしくは打たない方ばかりな気がします
特にミスが多いのはスライス系のボールしか打てない方や、ボールの外側から巻いてしか打てない曲がるドライブの方です
曲がるドライブは武器にもなりますが、それしか打てないのはあまりよくないでしょう

まずは自分の打球の質をしっかりと理解すること
自分の球種を理解したら違う球種も打てるように練習し、少しずつ自分が打てる球種を増やしていくことが大切です
スタートダッシュを意識する
当たり前ですが、打点に入るのが遅れればミスは増えますが、逆にいえば打点に素早く入って余裕を持って打てればミスは減ります
では、打点に素早く入るにはどうすればいいのかというと、スタートを速くするか予測する、もしくは効率の良いフットワークを身につけることです
予測とフットワークはすぐに身につけるのは困難なのですぐに実践できるスタートを速くする方法をお伝えします
突然ですが、私はソフトテニスを瞬発系のスポーツだと思っています
100m走の選手にとってスタートがとても重要なように、ソフトテニスもスタートがとても重要です
スタートを速くするのに必要なのは準備と意識です
ソフトテニスで準備をしないというのは短距離走でいうクラーチングスタートをしないで突っ立っているのと同じです
日々の練習からすぐに動き出せる準備を常に意識しているだけで本番の試合でのミスは減るでしょう
結論は常に準備と意識をおこたらないことです
決め打ちを徹底する
これは私だけかもしれないのですが相手前衛を見て打つとミスが増えませんか?
相手前衛を見ていたおかげでポイントをとれる時もありますが、それ以上に相手前衛が気になってミスが増えてしまっていることがよくあります
私は高校3年生の時におもいきって相手前衛をあまり気にしないようにし、ほとんどのコースを決め打ちで試合をするようにしました
ボレーされてもフォローすればいいやという楽観的な考え方でしたが、ボレーされてもいいから自分のストロークをしっかり打つことを徹底したおかげで調子のブレが少なくなりました
私の場合、ボールに集中していても相手前衛の動きが見えてしまう時があるので、たまに逆をつくこともありますが基本は高い打点からの決め打ちです
練習としてショート乱打を真剣にやる
ショート乱打をウォーミングアップ程度でおこなっている学生プレイヤーはたくさんいると思いますがショート乱打はめちゃくちゃ重要な練習だと教えてあげたいです
私が高校生の時にナショナルチームに所属していた偉大なOBに「ベースラインからボールが入るのは当たり前、浅いボールに対してどれだけ振り切れるかが大事」とアドバイスをいただいたのがきっかけでショート乱打を真剣におこなうようになりました
ショート乱打でフォアはもちろんバックや回り込みなどもしっかり打ち込むことでコート内の処理がかなりうまくなり、レシーブミスが減り、試合の安定感が増しました
まとめ
今回はストロークミスを減らす方法を5つ紹介しましたが、細かい技術的なことはもっとたくさんあります
しかし、技術的な指導は文章ではなかなか伝えることが難しいので考え方や取り組み方を中心に紹介させていただきました
技術的に必要なことはスプリットステップ、フットワーク、フォームなどがあげられますが、今の時代はいくらでも動画でトップ選手の動きを見ることができるので今回は割愛させていただきます
この記事で紹介した5つの方法を3~4つ実践していただければきっとあなたもストロークミスを減らすことができるでしょう
最後まで読んでいただきありがとうございました
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